こんにちは、むつです。
剣盾シーズン12お疲れ様でした。「メガネエルフーン」を軸にして構築を組んでみました! マスターボール級に到達した構築です。

<最終30,174位 163勝160敗(レート1,587 勝率50%)>
今シーズンはランクバトルをしながら手探りで作り上げていきました。100戦ごとに分解して振り返ります。
レギュレーション
ランクバトルシーズン12のルールは以下の通り。
・期間:2020.11/1 13:00〜 12/1 8:59
・参加人数:455,853人
・シリーズ:7(巨大マックス全部あり)
・総合時間:最大20分
・持ち時間:7分
・新DLC「冠の雪原」で新たなポケモンが多数追加された
構築経緯
今回使用したのは、「メガネエルフーン」を軸としたパーティです。
エルフーンは基本、補助型です。やどみが戦法など、対処法がないとエルフーン一体で詰ませられるほど強力なポケモンですが、ダイジェットが強い今の環境においてはそれほど脅威ではありません。
そこであまりに有名なエルフーンのやどみが戦法を逆手に取って、初手にステルスロックを撒きにくるカバルドンやラグラージに対して想定外から攻撃を仕掛け、数的有利を取りに行くのが狙いです。
今シーズン序盤は特にカバルドン、ラグラージが多い環境だったため、プレイングは初心者同然ながらも、マスターボール級にすぐ到達することができました。
1〜100戦

<53勝47敗(勝率53%)>
エルフーン×ヤドラン×はがねタイプをベースに、残り3体で足りない部分を補う形で構築を組み始めました。
スーパーボール・ハイパーボール級ではカビゴンの「はらだいこ」がうまくハマり、ヤドランの「トリックルーム」から全抜きも容易でした。
ところがマスターボール級に入ると、カバルドンやランドロスの爆増により「ダイサンダー」でねむり状態を避けられない、はがねタイプに対しての有効打「じしん」が、ランドロスやテッカグヤにすかされ、トリックルームターンをうまく消費される、など。「はらだいこ」しても簡単に対応され、思ったように勝ち星を伸ばせませんでした。
このままではシーズン最後まで戦い切れないと思い、思い切ってカビゴンに変わる新たなエースポケモンを探すことにしました。
101〜200戦

<55勝45敗(勝率55%)>
ベースは変えないままに、エースを「カビゴン」から「ボルトロス」に変更しました。初手「ランドロス」対面で特性「まけんき」を発動し突破していく形です。「ランドロス」が使用率1位なのもあり、対策として「ボルトロス」が数を増やしていたので、相手に出された時の対策として、「ひらいしん」の「アローラガラガラ」を採用しました。
環境に適応した分、前の100戦よりスムーズに勝ち星を伸ばせましたが、初手に「ボルトロス」を選出し、「ちょうはつ」を使うことで、「エルフーン」が役割を失ってしまいました。
勝率は良かったものの、「ランドロス」や「カバルドン」の数が少しずつ減り、「ラグラージ」の流行によって、「ボルトロス」相対的に通しにくくなりそうだったことと、「エルフーン」がコンセプトなのに、使っていませんでは構築の意味が揺らぐので、「ボルトロス」を諦めて「エルフーン」軸のパーティを再度模索することにしました。
201〜250戦
※レンタルパーティはありません
<13勝37敗(勝率26%)>
<変更点>
ボルトロス→エレキブル
ランドロス→ドリュウズ
エレキブル
エレキブル@こだわりハチマキ(でんきエンジン・ようき)
158(60)-171(220)-87( )-×( )-105( )-158(228)
ワイルドボルト/れいとうパンチ/じしん/かわらわり
ぽけっとふぁんくしょん!このポケモンの努力値振りはこちらの育成論を参考にさせていただきました。
ドリュウズ
ドリュウズ@こだわりスカーフ(かたやぶり・ようき)
185( )-187(252)-81(4)-×( )-82( )-154(252)
じしん/アイアンヘッド/いわなだれ/つのドリル
ぽけっとふぁんくしょん!
この50戦はとにかくキツかった笑。「ウツロイド」が相手の選出画面にいるだけでほぼ負けでしたし、カプ・レヒレやアーゴヨンもキツかった。
構築に欠陥があるのがわかりながらも何がいけないのかわからず、大きく負け越しました。そのおかげで2個目のソフトで試行錯誤する人の気持ちが少しわかった気がします。
250戦終わってシーズン終了まで残り1週間です。
251〜323戦
※S13に引き続き使用。S13の構築はこちら。
<42勝31敗(勝率58%)>
<変更点>
エレキブル→ツンデツンデ
ヒードラン→ファイヤー
ドリュウズ→アローラガラガラ(アタッカー型)
エースバーン:とびはねる→ダストシュート
勝率をかなり戻せました。対戦より前作ウルトラサンムーンの上位構築を読み漁り、ようやく形にできました。こちらの記事のエルフーン×ヤドラン×メガハガネール構築から着想を得て「ツンデツンデ」をエースに採用しました。「とつげきチョッキ」を持たせることで後半に爆増した「サンダー」に後出しできること、ずっとキツかった「ウツロイド」、「アーゴヨン」を対策できたことが勝率UPの要因に。
「ツンデツンデ」はかくとうタイプとじめんタイプが4倍弱点。弱点に対応するため、「ヒードラン」を「ファイヤー」に変更。
これは結果論ですが、ほのおタイプ3体とさいせいりょく1体の構成にしたお陰で、初手に「ステルスロック」を撒きに「ラグラージ」と「カバルドン」を呼ぶことができ、「エルフーン」の活躍につながりました。
「カプ・レヒレ」に対しては初手「エルフーン」対面以外ではジリ貧になる場面が多かったので、命中不安ですが確1のとれる「ダストシュート」を「エースバーン」に採用しました。
「アローラガラガラ」は以前も使用していましたが、対策したかった受けループに「ほろびのうた」がうまく決められず、ほとんどお留守番でした。「ドリュウズ」を経て、「サンダー」の「はねやすめ」時と「ドヒドイデ」に強く出られる「ボーンラッシュ」を搭載したアタッカー型で再度使用してみたところ、若干ですが選出率はあがりました。残り一枠についてはもう少し考える必要がありそうです。
戦友紹介
エルフーン@こだわりメガネ
エルフーン@こだわりメガネ(すりぬけ・おくびょう)
135( )-×( )-105( )-128(248)-100(36)-180(224)
ムーンフォース/エナジーボール/ぼうふう/サイコキネシス
ぽけっとふぁんくしょん!私が溺愛する嫁ポケモンでこの構築の軸です。役割対象がいれば初手に積極的に投げていきます。
こだわりメガネ
奇襲性能を上げるために必要な火力UPアイテム。採用率1%のこの型を相手が想定していたら、むしろ勝率が落ちるのではないかと云うレベルの代物。最初から読みは外せているので、こちらの行動は安定行動でいい。
役割対象
ラグラージ、カバルドン、ボーマンダ、ガラルファイヤー、カプ・レヒレ、ステルスロックを撒きにきた岩タイプ、きあいのタスキ持ちetc…
※ただし対面に限る
詳細はこちらにまとめてあります。
ヤドラン@ゴツゴツメット
ヤドラン水超@ゴツゴツメット(さいせいりょく・ずぶとい)
201(244)-×( )-177(244)-122(12)-101(4)-51(4)
ねっとう/れいとうビーム/なまける/トリックルーム
ぽけっとふぁんくしょん!使用率は150位前後と、物理耐久はありながらも、エスパーが足を引っ張り弱点を取られやすいポケモンです。あくやゴーストには厳しいですが、苦手な部分は他のポケモンで補えば、特性「さいせいりょく」も相まってかなり化けます。
高火力のポケモンやでんきのポケモンが多くいるこの環境で注意すべきポイントはたくさんありますが、それでもかなりの強いポケモンだと思います。
ゴツゴツメット
下記の役割対象に対しての重要なダメージソースです。「トリックルーム」採用のために技範囲が狭く、ダメージを入れにくい場面が多いので、採用しました。
役割対象
ブリザポス、メタグロス、水ウーラオス、ガラルサンダー
準役割対象(負ける場合)
フェローチェ(ダイワーム)、エースバーン(ダイアーク)、ランドロス(つるぎのまいに後出し)、ガブリアス(こだわりハチマキに後出し)、カイリュー(りゅうのまいに後出し)、ウオノラゴン(こだわりハチマキに後出し)
このポケモンの努力値振りはこちらの育成論を参考にさせていただきました。
カビゴン@バンジの実
受けループに対する崩し枠であり、構築①のエース。ヤドランの「トリックルーム」から繋いで「はらだいこ」、「キョダイサイセイ」の流れを決めにいきます。
S252振り
トリックルームからの展開ばかりではなかったことから採用。受けループに対しても強く出れる。
ワイルドボルト
「ダイサンダー」でエレキフィールドに変えることで「あくび」で止まらなくなる。
じしん
主に、はがねタイプへの有効打。ほのお技「ヒートスタンプ」と迷ったが、「ダイアース」のD上昇を取った。
役割対象
テッカグヤ、受けポケモン全般etc…
このポケモンの技構成はこちらの育成論を参考にさせていただきました。
ヒードラン@こだわりスカーフ
ヒードラン@こだわりスカーフ(もらいび・おくびょう)
167(4)-×( )-127(4)-182(252)-128(12)-139(236)
オーバーヒート/てっていこうせん/だいちのちから/ソーラービーム
ぽけっとふぁんくしょん!初めはラスト一体になっても能力上昇で無理矢理突破できる強みがある「げんしのちから」を採用していました。しかし、ダイマックスした時に無理矢理カプ・レヒレなどのみずタイプを突破できる「ソーラービーム」に変更しました。
このポケモンの努力値振りはこちらの育成論を参考にさせていただきました。
れいじゅうランドロス@オボンの実
ランドロス霊@オボンのみ(いかく・ようき)
165(4)-197(252)-110( )-×( )-100( )-157(252)
じしん/そらをとぶ/ストーンエッジ/つるぎのまい
ぽけっとふぁんくしょん!ごく普通の「ランドロス」。私にはうまく使いこなせませんでした。
エースバーン@いのちのたま
とびひざげりの反動ダメージを2回耐えるためにHは奇数、D振りはポリ2のダウンロード対策です。かえんボール、ふいうち、とびはねるはPP8。PP切れによる負けを防ぐため全てマックスにしています。一番定番で強い型です。
ダストシュート
構築④のみ採用
シーズン終盤、あまりに「カプ・レヒレ」の数が増え、他で対応できなかったので採用しました。この構築では全体的に素早さが遅く、先制技の重要性が高かったので「とびはねる」を切って使いました。
けしんボルトロス@するどいくちばし
ボルトロス化@するどいくちばし(まけんき・ようき)
155(4)-167(252)-90( )-×( )-100( )-179(252)
そらをとぶ/ワイルドボルト/ビルドアップ/ちょうはつ
ぽけっとふぁんくしょん!「ランドロス」倒す対策の駒。「ランドロス」、「カプ・レヒレ」の多い環境下ではこいつ一体で勝ててしまうこともしばしば。
ただし、次のシーズンで活躍するのは厳しそう。
アローラガラガラ①@ふといホネ
ガラガラ炎霊@ふといホネ(ひらいしん・しんちょう)
167(252)-100( )-130( )-×( )-125(108)-84(148)
フレアドライブ/ポルターガイスト/おにび/ほろびのうた
ぽけっとふぁんくしょん!でんきを対策するポケモンとしてランドロスを採用していましたが、思ったより対策されており、いつどこからこおり技やおにびが飛んでくるかわからない盤面が多く窮屈さを感じていました。
そこで、でんきとおにびに強く、あわよくばトリックルームも使えるガラガラに変えていました。すばやさを落さなかったのは、遅い耐久ポケモンに対してトリックルームを前提にせず動けることや、準伝説が参入し高速化した環境で実数値84でも大抵トリックルームに乗れるので使いやすかったです。
このポケモンの努力値振りはこちらの育成論を参考にさせていただきました。
アローラガラガラ②@ふといホネ
ガラガラ炎霊@ふといホネ(ひらいしん・いじっぱり)
135( )-145(252)-130( )-×( )-101(4)-97(252)
フレアドライブ/シャドーボーン/ボーンラッシュ/つるぎのまい
ぽけっとふぁんくしょん!終盤に増加した耐久サンダーや、この構築で重い「ドヒドイデ」を突破するため、アタッカー型に変更しました。トリックルームアタッカーにもなりえますが、耐久がない分選出しずらかったです。
このポケモンの努力値振りはこちらの育成論を参考にさせていただきました。
基本の選出
①の主な選出は、初手エルフーン+ヤドラン+カビゴンorエースバーン
②の主な選出は、初手ボルトロス+ヤドラン+α
④の主な選出は、初手エルフーンorファイヤー+ヤドランorガラガラ+ツンデツンデorエースバーン
構築の軸として「初手エルフーン+受けポケモン+エースポケモン1」を中心として、エースポケモン2、タイプ補完枠1、タイプ補完枠2の並びで考えていました。
苦手なポケモン
かなりキツかったポケモン
カプ・レヒレ
補正なしH252・D0ですらヒードラン、「ファイヤー」の「ダイソウゲン」、「エルフーン」のメガネ「エナジーボール」を確実に1発耐えてきます。「カビゴン」や「ボルトロス」でうまく対応できる時は良かったのですが、「ねっとう」のやけどに「めいそう」からの「れいとうビーム」など負ける流れはいくらでもあります。シーズン序盤の数が多い時期に、「エースバーン」の「とびはねる」をきって「ダストシュート」にしていれば、もう少し勝てていたかもしれません。ダイジェットを無くす勇気がなかなかでなかった……
ドヒドイデ・ナマコブシ
有利に立ち回れていなければ、簡単に詰みます。対策必須ですがそんなに選出されることがなかったので、無視することにしてました。アタッカー型の「ガラガラ」を採用して少しだけ倒しやすくはなりましたが、かなり苦手です。
スイクン・ウォッシュロトム
持ち前の耐久の高さから、「エルフーン」の奇襲「エナジーボール」を1発耐えてきます。「エルフーン」以外のポケモンで突破が厳しいにも関わらず、スイクンは「ダイジェット」ウォッシュロトムはこだわりスカーフからの「ボルトチェンジ」で簡単に奇襲が失敗させられます。幸いだったのは採用率がそんなに高くなかったこと、くらいでしょうか。選出画面でスイクンが出てきたら、8割負け戦の気分でした。
今シーズンではうまく対策できませんでしたが、来シーズンでは突破できる手札を持っておきたいところです。
ウツロイド
「ツンデツンデ」を採用するまでは、いわ技を受け切れないことで安易に「メテオビーム」を撃たれてしまう、受けポケモンの「ヤドラン」が「10まんボルト」で簡単に倒される、物理面で弱点を取れるポケモンがおらず弱点をついても持ち前の特殊耐久で耐えられてしまうなどなど。かなり厳しい戦いを強いられました。
「ツンデツンデ」を採用したことで、「ウツロイド」への憎悪は浄化されましたが、対策必須ポケモンです。
アーゴヨン
「わるだくみ」からの全抜き、「こだわりスカーフ」から「ビーストブースト」での全抜き。「ウツロイド」と並ぶトラウマポケモンです。「ヤドラン」に受けを依存しているため、「10まんボルト」があるかもと云う状態では強気に後出しできず、特攻を積まれるとそもそも止められなくなりました。
こいつも「ツンデツンデ」採用によって対策できるようになったポケモンです。
状況によってキツかったポケモン
ランドロス
基本的には「ヤドラン」の「れいとうビーム」で倒せるのですが、無傷で対面できる場面に持ち込めなければ、つるぎのまいから全抜きもあり得ます。シーズン序盤使用率1位だけのことはあります。ただし、能力が上がっていなければ「ヤドラン」でダイマックスを枯らせたり、「トリックルーム」から有利に立ち回れるのでそこまで脅威は感じませんでした。警戒は必須ですが。
エースバーン
とにかくダイマックスを切れさせる、この構築で意識しなければいけない1番のポイントです。「ダイアーク」は「ヤドラン」では受け切れません。しかし、「ふいうち」の最大PPは8、変化技のターンには当たらない、接触技である、威力がそこまで高くないなどの理由から通常状態は受け切れます。
「エースバーン」の「ダイアーク」を撃たれたら負け、撃たれなければ勝ちです。もしも、ダイマックスを枯らせられなかった時は、「ふいうち」がないことをただ祈りながら「トリックルーム」を撃っていました。
おわりに
今シーズンは構築途中で終わってしまい参考にはならないですが、手応えを掴めたので来シーズンは構築を仕上げていきます。
来シーズンはきっちり勝率51%達成します。
【剣盾 S12 構築記事】メガネエルフーン構築模索編
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