「ラム」ってどんなお酒?

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「男ならラムだろ」-レベッカ・リー『Black Lagoon 第1話』

ラム酒とは

こんにちは、むつです。

 

日本人で「好きなお酒は?」と聞かれて、最初に「ラム」と答える人ってあまりいないですよね。

仔羊(ラム)と勘違いされたり、ラムレーズンなど飲むよりも製菓用の洋酒、という印象じゃないでしょうか。居酒屋のメニューにない、なんて場合も多いです。

そんな「ラム」を味もルーツも一切知らないあなたに向けて紹介していきます。

お酒って、どこか「飲み会」のイメージがあって、コミュニケーションの潤滑油的な使われ方が多いです。酔っ払うためにアルコールを摂取するばかりで、私自身お酒を楽しんでないなと思っていました。

でも、アニメから興味を持って、学ぶことでいかに世界が広がるか。そのくらいの立ち位置から「ラム」について勉強してみました。

「ラム」ってそもそもどんなお酒なんだろう。

そんなことを教えてくれたのがこちら。

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日本ラム協会から出されている、いわば「ラム」の教科書です。この本を読んで、日本のスーパーで見かける「ラム」がいかに限られていて、自分好みの一本に出逢いづらいかを物語っています。

「ラム」の条件はサトウキビを原料としているのと、蒸留酒であるの二つだけです。ある意味、「自由なお酒」と言えます。そのため、同じ「ラム」でも、色や風味も違うし、世界のあらゆる場所で製造されています。

「ラム」の発祥は17世紀のカリブ海の島。大ヒット映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』で海賊たちが好んで飲んでいたのが印象的で、映画公開の2007年にはイギリスで「ラム」が飛ぶように売れたんだとか。

また、冒頭の「男ならラムだろ」は『Black Lagoon』でビールを飲んでいる主人公のロックをおちょくる目的で、仲間のレベッカ・リーが吐き捨てるように放つセリフ。

その後、彼女はこれ見よがしに、「ラム」を飲み干すんです。「ラム」ってそんなに美味しいの!? そう思わせてくれた最高のシーンなので気になる方は是非『Black Lagoon』も観てみてください。

これを機にあなたの好きなお酒の一つに「ラム」を加えてみませんか。

ラムの種類

ラムは砂糖の副産物として生み出され、世界で最も多い地域で造られている蒸留酒。ジン、ウォッカ、テキーラとともに世界4大スピリッツ(蒸留酒)のひとつにも数えられています。

幅広い味わいのある「ラム」ですが、まず何から選んだらいいかわからないですよね。そこで、おおまかな分類による違いを説明していきます。

原材料・製法

トラディショナル
・砂糖を作る時に取り除く「糖蜜」を原料とする
・ラムは砂糖の副産物だったことに起因する
・全世界のラムの9割はこのタイプ

サトウキビジュースのうち、結晶化した部分は砂糖に、結晶化しない部分は糖蜜になる。糖蜜を発酵・蒸留により作られるラム。糖蜜は冷蔵保存可能なので、年間を通して製造できる製法です。

アグリコール
・砂糖を作らず、サトウキビジュース100%を原料とする
・19世紀にフランス領植民地で確立した製法
・ラムの生産量のうち、1割ほどの少数派

サトウキビジュースをそのまま発酵・蒸留により作られるラム。しかし、サトウキビジュースは作り置きできないため、サトウキビの収穫時期(乾季)しか製造できない製法です。
(コルコル、ラオディ、トロワ・リヴィエールなど)

ハイテストモラセス
・サトウキビジュース100%を加熱し、砂糖を作らずにシロップ化した「ハイテストモラセス」を原料とする。

1と2のハイブリットな製法です。(ロン・サカパなど)

熟成期間・熟成方法

ホワイトラム
・基本的に樽熟成させていない無色透明のラム
・全てのタイプのラムの中で最も生産量が多い

クセが少なく、カクテルによく使われます。サトウキビ自体の素材の味を楽しめるラム。

ゴールドラム
・基本的に内側を焦がしていない大樽またはバーボン樽などで2ヶ月〜3年未満の熟成をしたラム

ウィスキーのような琥珀色で、ブランドの個性が色濃く表れます。果物やハーブで香りをつけたgyレーバーラムが多いのもこのタイプ。

ブラックラム
・基本的にバーボン樽で3年以上の熟成をしたラム
・過去、ウィスキー、ブランデーなどの代用品だった
・ゴールドラムと合わせて、熟成ラムの9割が輸出用

樽から滲み出た木の香りがよく、味に深みが増すので、ストレートがおすすめ。濃い褐色で香りが特に強いタイプはジャマイカ産に多くみられます。

宗主国ごとの特徴

イギリス系(RUM) 🇬🇧

スコッチの技術を踏襲し、ウィスキー好きに好まれるどっしりとしたラムが多い。特にジャマイカ、ガイアナに影響が顕著に現れている。

(ジャマイカ 🇯🇲、バルバドス 🇧🇧、ガイアナ 🇬🇾、トリニダード・トバゴ 🇹🇹、インド 🇮🇳、オーストラリア 🇦🇺)

フランス系(RHUM) 🇫🇷

ブランデー(特にコニャック)の技術を踏襲し、香りが良くブランデー好きに好まれるラムが多い。アグリコールラムのほとんどがフランス系(その他、ドミニカ共和国や日本でも製造されている)。

ハイチ 🇭🇹、モーリシャス 🇲🇺、マダガスカル 🇲🇬、ラオス 🇱🇦、海外県(グアドループ県 🇬🇵、マルティニーク県 🇲🇶、ギアナ 🇬🇫、レユニオン 🇷🇪)

スペイン系(RON) 🇪🇸

同じスペイン系にも島ものと大陸もので特徴が異なる。島ものである、キューバ、ドミニカ共和国、プエルト・リコのラムはストレートで飲みやすいものが多い。大陸ものは甘みが強く、しっかりとした味わいが多い。

(キューバ 🇨🇺、ドミニカ共和国 🇩🇴、プエルト・リコ 🇵🇷)
(メキシコ 🇲🇽、グアテマラ 🇬🇹、ニカラグア 🇳🇮、コスタリカ 🇨🇷、パナマ 🇵🇦、コロンビア 🇨🇴、ベネズエラ 、ペルー 🇵🇪、フィリピン 🇵🇭)

ラムを飲んでみませんか

あまりラムを知らなかった人たちも、興味が湧いたのではないでしょうか。ストレートやロックはアルコール好きでないと少しキツいかもしれませんが、ホットやカクテルなどは飲みやすいものが多いです。価格もリーズナブルなので、気軽に購入できます。

この機会にあなただけの1本、あなただけの1杯を探してみませんか。

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